ペットで小鳥を飼うなら、できれば人懐っこくて手乗りしてくれたり、あまりバタバタ騒がないのが良いですよね。
でも、小鳥も生き物ですから、そんなに人間の思い通りにはなりません。
とは言っても、ある程度の目安みたいのがあると、これから小鳥をペットで飼おうとする人の参考になると思います。
そこで今回は、ペットで小鳥を飼うなら何がおすすめなのか、小鳥のマンションでの飼い方などについてご紹介します。
ペットで小鳥を飼うなら何がおすすめ?
小鳥をペットとして飼う場合、元気で長生きして、人によく慣れてくれる小鳥がいいなら、ジュウシマツやセキセイインコ、文鳥がおすすめです。また、小鳥の美しい声に癒やされたいのなら、カナリアやウグイスがいいでしょう。
一人住まいが寂しくて小鳥とお喋りしたいとかなら、オウムや九官鳥がおすすめです。
ペットショップで小鳥を選ぶ際は、次の点に注意してください。
また、頭を膨らませた羽毛の中に突っ込んで、あまり動かないようだと、病気にかかっているか体力が衰えている鳥なので避けた方がいいと思います。
小鳥のオスとメスの見分け方は、ちょっと見ただけでは長いこと飼っている人でも見分けるのは難しいです。
そのため、小鳥のオスとメスで選ぶのでしたら、必ずペットショップの店員さんに確認するようにしてください。
なお、最近のペットショップには輸入されたセキセイインコも結構多くなっていますが、そんな雛はセキセイインコ特有の病気にかかっている鳥がほとんどです。
病気にかかっていたり、保菌している雛は体力が非常に弱く、ペットショップで見た時は元気でも、数日で死んでしまうことが多いです。
なので、ペットショップで小鳥を選ぶ場合は、国産なのか輸入した鳥なのかも必ず店員さんに確認するようにしてください。
ただし、悪質なペットショップなどでは、輸入した小鳥や雛を国産だと偽って販売する店もあると聞きました。
そうなると信用問題になりますので、あまり流行っていないペットショップは避けるべきかも知れませんね。
小鳥のマンションでの飼い方は?
小鳥をマンションやアパートなどで飼う場合の飼い方についてご紹介します。
まず、どんな小鳥を飼うにしても、鳥カゴの中を毎日掃除する必要があります。
鳥カゴの掃除のやり方は、次の通りです。
なお、引き出しの上に予め紙を敷いておくと、フンの掃除もその新しい紙を取り換えるだけで済みます。
ただし、鳥カゴの掃除が毎朝は仕事や用事などでできない場合は、夜に帰宅してからやっても構いません。夜に鳥カゴの掃除をしたとしても、暗い時間帯になると小鳥はエサを食べないため、そのまま朝まできれいです。
小鳥にエサをやる場合は、ペットショップで売っている専用のエサを与えるのが間違いがなくて確実です。
なお、小鳥は人間のように「食べだめ」ができませんから、エサを食べないとすぐに死んでしまいます。
たまに小鳥が可愛すぎて、口移しでエサをやる人もいますが、口移しは絶対にしないでください。
なぜなら、鳥特有の病気を持っている場合があるので、人間がその病気に感染すると、発熱や頭痛、悪寒、倦怠感などの風邪のような症状がでたりします。また、逆に小鳥のほうに人間が持っている常在菌が感染したりして、死んでしまうこともあるからです。
小鳥を水浴びさせる場合は、天気の良い日にしましょう。
ただし、文鳥やジュウシマツは自分で勝手に水浴びしますが、セキセイインコは人が水をかけてやらないとダメです。
小鳥に水をかける場合は、鳥カゴの上からジョウロでかけますが、たまには雨の日に鳥カゴのまま外に出し、約30分程度なら雨ざらしにしても構いません。もともと鳥も自然の生き物なので、こうして雨に打たれるのも生命力を高めるために必要なことです。
小鳥を水浴びさせると、羽にこびり付いた埃や汚れなどもきれいに取れて、見違えるように色鮮やかな羽になりますよ。
なお、水浴びさせる頻度は、夏場の温かい時期でしたら毎日でも構いませんが、寒い時期なら1週間~2週間に1回程度にしておきましょう。
小鳥の足の爪が伸びすぎている場合、鳥カゴの網目などに爪が引っかかって骨折したりすることもあります。
なので、小鳥の足の爪は、人差し指と中指で小鳥の首をやさしく挟み、薬指と親指で足をつかみながら、時々カットしてやるようにしてください。小鳥の足の爪を切る目安は、鳥カゴの止まり木につかまった時に、足の前後の指の爪が重なっている状態だと伸び過ぎのサインです。
ランプで照らすと、小鳥の足の爪の中に小さな血管が通っているのが分かるので、そこを切らないように、血管の手前でカットします。小鳥の爪切りは、人間が使っている普通の爪切りで構いません。
まとめ
私の妹は、小さい頃からセキセイインコを飼い続けています。
近所のペットショップで、あれこれ迷った末にセキセイインコを飼うことに決めました。
最初はオスだけでしたが、1羽だと寂しそうと言って、両親にねだってメスも飼うようになりました。
それから雛が産まれ、こまめに世話をして手乗りするように育ててましたね。
セキセイインコは手乗りするようになると、本当に人間を怖がることなく寄ってきますし、部屋の中に出しても飛んで行ったりしません。
でも、たまにしか世話をしない私には寄り付かず、鳥カゴの中をバタバタ飛び回って避けるだけです(泣)