わずかな時間でさえ遅延が起きると、いつも混む電車やバスが、さらに混雑して、うんざりしてしまいます。
その上、会社や学校で遅刻のペナルティを科せられるのは、相当なストレスですよね。
そんな時、重要になってくるのが遅延があったことを示す証明書です。
これを提出すると、基本的に会社や学校は、今回の遅刻は致し方ないものとして扱ってくれます。
遅延が少なくない都市部で、毎日通勤通学しているなら、それを想定した上で、早めに自宅を出ることができればいいのですが、限界もあり、なかなかそうもいきません。
そこで今回は、不可抗力で起きた電車の遅延に遭遇したとき、それを無しにしてくれる遅延証明書のご説明をしていきましょう。
通勤通学時に思わぬ遅延に遭遇!電車やバスの遅延証明書のもらい方
人が多い中心部に住んでいると、どうしても人身事故や天候、地震などの影響で、交通機関が遅延することは少なくありません。
電車の遅延証明書の、一般的なもらい方を、すでに知る人が大半だとは思いますが、中にはうまく出くわしたこともなく、知らない人もいますよね。
確かに日本の交通機関のダイヤは、世界的に見てもこれ以上見たことがないほど、かなり正確で有名です。
日本を訪れる外国人観光客のほとんどの人は、日本のこの状況を見て驚くレベルです。
さらに、遅延が起こったときに、係員による丁寧なお詫びが、放送されているのも日本だけ。
しかし通勤や通学で、交通機関を日常的に利用する人たちにとっては、お詫びの言葉だけではどうしようもありませんよね。
ここで駅が、その場で発行する「遅延証明書」というものが役立ちます。
電車が遅れた時に出る遅延証明書、もらい方はちっとも難しくありません。
電車だけでなく、バスなどの遅延でも発行する遅延証明書ですが、もらい方も前述と少し異なります。
バス会社によって異なりますが、案内所や営業所で直接もらう、もしくはバス会社に問い合わせると、FAXもしくは郵送で遅延の証明書が発行されてきます。
電車の遅延証明は後日でも可能?遅延証明書は何分から発行される?
自分の過失では無い、電車のどうしようもない遅延は、遅延証明を後日してもらうことができるか、遅延証明書は何分からの遅延より発行するのか、ご存知でしょうか?
万が一遅延証明書を、駅でもらい忘れてしまった!というあなた、後日だと発行できないような感じがしませんか?
しかし、実はそんなことはないんです。
ただ、いつまでももらえるわけではなく、発行の期限があります。
主要鉄道で長いところだと、JR東日本は、当日を含め30日以内、短いところだと東武鉄道では、当日を含める7日以内の期限があります。
筆者が調べる中で、最も長い期間を設けていたのは、東京メトロの当日を含め、35日以内でした。
電車各社の遅延証明は後日であってもしてもらうことができますが、遅延証明書自体は何分からの遅延より発行され、もらえるのでしょうか。
各鉄道会社のホームページによれば、5分以上の遅延発生で、発行して配布する事例がほとんどのようです。
かなり根気よく事情を説明すれば、なんとか用紙をもらえるかもしれませんが、余計な時間や体力を使うはめになってしまいそうですね。
電車の遅れた遅延証明は、後日でも証明してもらえるのか、遅延証明書は何分からの発行になるのかご紹介しました。
普段使う鉄道会社によっては、変わってくる場合が多いので注意するようにしてください。
まとめ
最近では、遅延証明書はアプリやネットでも、印刷できるようになりました。
とても便利なシステムで画期的ですが、この方法で出した証明書は、該当の時間と路線に、遅延が起きたことを表すだけのものになります。
なので、本人がその電車に乗っていたという証明にはならないそうです。
会社や学校によっては、ネットで印刷した証明書では受理してもらえない可能性があります。
各自で、自分の勤務中の会社や、通学中の学校に確認をするようにしてください。
効果が一番あるのは、その場で受け取る遅延の証明書なので、できればすぐに受け取っておくようにした方がいいですね。