「女性らしさ」の象徴のひとつと言われているのが、美しいバストですよね。
でも、年齢を重ねるにつれて、しだいにバストの形も崩れ、垂れ下がってしまいます。
そんな垂れ下がったバストを鏡で見て、自分も歳を取ったな~って思っている方も多いと思います。
実は、私もその一人です。。。
しかし、美しいバストを保ち続ける方法が、毎日たったの3分でできるとしたらどうしますか?
そこで今回は、バストが垂れる原因と、バストのハリを保ち、垂れるのを改善する方法などについてご紹介します。
バストが垂れる原因とは?
バストが垂れてしまうのは、次の5つが原因です。
このクーパー靭帯と言うのは、下記の図のピンクの線です。
クーパー靭帯はコラーゲンが主成分で、バストの皮膚の下にある浅葉(せんよう)という筋膜と乳腺、大胸筋の奥にある深葉(しんよう)をつないでいます。また、浅葉は乳腺と乳管洞をつなぎながら、バストの形を乳房内脂肪で膨らみと丸みを出す働きもあります。
そんなクーパー靭帯は、図では一本の細い線みたいに見えますが、実際は複数の線維の束が集まって出来ています。
バストの大きさは、ほとんどは乳房内脂肪の量の多さで決まりますが、その乳房内脂肪が垂れないようにしているのが、このクーパー靭帯なのです。しかし、クーパー靭帯は、激しい運動によるバストの上下動や、寝ている時の圧迫、思春期の成長や妊娠などが原因で、伸びきってしまったり、最悪は切れてしまうこともあります。
なぜなら、筋と違ってクーパー靭帯は伸び縮みする繊維ではなく、ある程度の距離を同じ長さで結んでいる組織構造だからです。
そのため、一度伸びきってしまったり切れてしまったクーパー靭帯は、もう二度と元に戻ることはありません。
つまり、その時点でバストの美しい形を保つことが出来なくなるのです。
バストのハリを保つ方法とは?
バストのハリをを美しく保つには、クーパー靭帯に負担をかけないことが大切です。
そのためには、スポーツ時にはスポーツ用のブラを付け、寝る時には夜用ブラを付けるようにして、クーパー靭帯の保護を心がけてください。それでも完璧ではありません。
なぜなら、思春期の成長や妊娠と授乳期などは、どうしても乳腺の細胞や脂肪は増えてバストも大きくなるからです。
そのため、バストが大きくなった分、クーパー靭帯が引き伸ばされてしまいます。
また、加齢が原因でクーパー靭帯のハリもゆるんできます。
クーパー靭帯が繊維組織の束であるため、年齢を重ねるとお腹や二の腕がたるむのと同じように、加齢による細胞の衰えは止めることはできません。これが、バストの大きさは変わらないのに、下に垂れてしまうのは、クーパー靭帯が伸びてしまうからです。
だったら、バストのハリを保つ方法なんて、結局ないんじゃないの?って思いますよね。
でも、大丈夫です。
今以上にクーパー靭帯が伸びてしまわないよう、ある部分を鍛えれば、バストのハリを保ち、垂れるのを改善する方法があるんです。
バストが垂れるのを改善する方法とは?
バストの垂れを防ぐには、クーパー靭帯に負荷をかけないようにすることが重要です。
そのためには、背中の筋肉を簡単なエクササイズで鍛えながら、正しい姿勢がキープできるようにしましょう。なお、正しい姿勢とは、背筋がピンと伸びて、背中が丸まっていない状態です。
背中が丸くなった悪い姿勢の状態だと、バストの重みを支える大胸筋もたるんでしまうため、クーパー靭帯も伸びやすくなります。
背中の筋肉を鍛えるエクササイズは簡単です。
その時に、背中の筋肉を意識してください。
その状態から、お辞儀をするようにゆっくりと上体を前に倒します。この時、背筋は伸ばしたまま、5秒間息を吸いながら行います。
そして、前に倒した上体を、今度は10秒間かけてゆっくり元に戻します。この背中の筋肉を鍛えるエクササイズを、毎日5回行ってください。
毎日5回、繰り返し行なっても、たったの3分しかかかりません。
バストが年齢とともに垂れてしまうのは、仕方がないことですが、このエクササイズをすることで背中の筋肉が鍛えられて、自然と姿勢が良くなります。
この背中の筋肉の強化と姿勢を良くすることで、クーパー靭帯の衰えのスピードを遅らせ、バストが垂れるのを改善してくれますよ。