生卵、アレルギーの人を除いては、日常的に非常によく購入されることだと思います。
調理に使うことも多いですし、茹でたり、焼いたり、バリエーションも無限にあります。
そんな生卵の賞味期限ですが、冷蔵庫で保管したものであれば、いつぐらいまで生で食べることができるのでしょうか。
また、期日が過ぎたものは1週間、1ヶ月どこまでが大丈夫なのでしょうか。
そこで今回は、生卵の賞味期限についてまとめていきたいと思いますので、知らなかったという人はこの機会に是非知っておいてくださいね。
生卵の賞味期限は冷蔵庫に入れたらいつまで生で食べれるの?
生卵の賞味期限について、冷蔵庫に入れたものはいつまで生で食べることができるのか、これは夏の間と冬の間では異なるため一概に言うことはできないというのが結論になります。
生卵の賞味期限は、基本的に夏の間に合わせて短く設定されています。
夏の間は、どうしてもサルモネラ菌が増殖しやすい時期になってしまいます。
サルモネラ菌って言葉は、みなさんも聞いたことがあるものだと思いますが、食中毒の原因になる、タチの悪い菌ですので、注意が必要です。
少量の菌でも食中毒を引き起こしますし、主な症状は吐き気や腹痛、発熱、下痢などですが、死亡例もあるほどですので、気を付けるようにしてください。
実際、私も3日ほど賞味期限が過ぎた卵を暑い夏の日に、そのまま生で食べてみたところ、見事にお腹を壊してしまいました。
幸い軽症で済みましたが、本当に辛い思いをしましたので、みなさんもくれぐれも注意してください。
ついつい特売なんかのときには、まとめて買いたくなるという人も多いと思いますが、夏の間の生卵の賞味期限は2週間ですから、必ず守るようにしてくださいね。
では次に、冬の間であれば生卵の賞味期限は、冷蔵庫に入れたものならいつまで生で食べることができるのかと言えば、夏の間よりもはるかに伸びて2ヶ月弱ぐらいは大丈夫です。
本当にそんなに長い期間も大丈夫なのかと心配になる方も多いと思いますが、農林水産省が発表していることですので、安心してもらって問題ありません。
ちなみに、農林水産省の定めている生卵の賞味期限についてですが、
夏の間の7月から9月までは採卵日から16日まで。
12月から3月までの冬の間は採卵日から57日までと期限が定められているのです。
この期日を把握しておけば、スーパーなどで定められている期日に惑わされることはなくなると思いますので、是非頭に入れておいてくださいね。
生卵の賞味期限で、1週間や1ヶ月過ぎたものは大丈夫なの?
生卵の賞味期限について、1週間過ぎたものや1ヶ月過ぎたものは、時期やどうやって食べるのかによって変わってきますので、細かくみていきたいと思います。
まず、生卵の賞味期限が1週間過ぎた場合、これは夏の間に生で食べる場合は危険です。
第一章でも説明しましたが、サルモネラ菌による食中毒のリスクがありますので、やめておきましょう。
しかし、火に通す場合は問題ありません。
サルモネラ菌は加熱処理をすることで、死滅します。
他の食材と一緒に調理をする場合は75度以上の温度で1分以上加熱するという、2つのことを覚えておいてください。
では、1ヶ月ではどうなのかと言いますと、冬の間であれば生でも大丈夫ですし、夏の間であっても、火を通すのであればまだまだ大丈夫です。
寒い時期ならば、特売で見つけた安いたまごを大量に購入しても問題ありません。
なので、実際には1週間過ぎても、1ヶ月過ぎてしまっても問題ない場合のほうが、圧倒的に多いのです。
生で食べる場合、一番に思いつくのは卵かけごはんだと思います。
醤油をたらして、ごま油を少しかけて、ゆかりなんかも混ぜたら最高に美味しいですよね。
最近なんかは、生卵専用のタレなんかも販売されるぐらい日本ではポピュラーな食べ方とも言えます。
しかし、用途で考えてみると、たまご焼きにしろ、オムライスにしろ、火を通して使うことのほうが遥かに多いことが分かります。
海外なんかを見てみますと、火を通すことが前提で、期限が設定されていますので、期日が半年後になっているなんていう国もあるほどです。
日本は安全性をとにかく重要視しており、一番危険な時期に一番危険な生という方法で食べる場合を想定しての賞味期限です。
そのため、夏の間に生で食べる場合を除いては、期日を順守する必要はそれほどありません。
期限が過ぎたらすぐに捨てるというのも、もちろん安全面から考えれば正しいことなのかもしれません。
しかし、近年問題になっている食品ロス、年間600万トンもの食品が廃棄されており、これは国民1人あたりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てている計算になります。
可能な限り無駄にはしたくないですよね。
まとめ
生卵の賞味期限について、冷蔵庫に入れたものであれば、夏の間は2週間ぐらい、冬の間は2ヶ月ぐらであれば生で食べることが可能です。
これは農林水産省が発表していることですので、安心して食べてくださいね。
また、日本の賞味期限は一番危険な時期に一番危険な方法で食べることを想定して期日が決められています。
ですから、夏の間に生で食べる場合を除いては1週間過ぎても1ヶ月過ぎてもそれほど問題はありません。
期限に惑わされないようにしてくださいね。