生魚には「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「EPA(エイコサペンタエン酸)」という体に良いオメガ3が豊富に含まれています。
オメガ3は血液をサラサラにしたり、余分な脂肪を落として代謝をよくする働きがあるのですが、生魚を加熱調理すると酸化してしまいます。
そのため、刺し身や寿司、カルパッチョなどで生魚をできるだけ食べるようにしましょう。
しかし、せっかくの生魚も冷蔵庫に入れっぱなしだったり、食べるのを忘れてた!ってこともありますよね。
そこで今回は、生魚の賞味期限は冷蔵庫に入れたらいつまでもつのか、刺身を冷蔵庫や冷凍庫で保存できる期限はどれくらいなのか、などについてご紹介します。
生魚の賞味期限は冷蔵庫に入れたらいつまでもつ?
ポイント!
スーパーの特売で生魚の賞味期限が当日中だとしても、冷蔵庫に保存して3日目の生魚でも火を通した料理に使うなら余裕で食べています。
実際にその基準で生魚を食べて、お腹を壊したとか、アレルギーが出たとかいうことは今まで一度もありません。
ポイント!
また、鯖(さば)や鰯(イワシ)、秋刀魚(さんま)、鯵(アジ)などの生魚は、昔から足の早いと言って、傷みやすい青魚ですから、生で食べるのなら当日までが安心です。
生魚の場合は、鮮度が落ちてくると色や臭いが変わったりします。
なので、色や臭いが変わってきたら、生魚のままで食べないで火を通したほうが無難ですね。
ポイント!
ちなみに、生魚をスーパーで煮たり焼いたりして火を通してあるものなら、冷蔵庫に入れて4日間ぐらいは大丈夫ですよ。
刺身を冷蔵庫で保存できる期限は?
生魚でも刺身の場合は、切り身と柵切りの違いで冷蔵庫で保存できる期限も違ってきます。
切り身の刺身の保存期限は、2日間です。
その理由は、切り身の刺身だと包丁で切った面が大きいので、その分だけ空気に触れる面も大きいため雑菌が付きやすく傷みやすいためです。
一方の柵切りの刺身の方は保存がよくて、賞味期限は大体3日間ぐらいは持ちます。
ただし、足の早い青魚の刺身は、必ず当日中に食べるようにしてください。
刺身を冷蔵庫で保存する方法
刺身を冷蔵庫で保存する場合、スーパーなどで購入したパックのまま冷蔵庫に入れると、刺し身から染み出てきた汁(ドリップ)で痛みが早くなります。
次に刺身を新しいキッチンペーパーで包んだ上で、さらにサランラップで包んでから保存するようにします。
この場合、冷蔵庫のチルド室かパーシャル室に保存するのがベストです。
刺身の保存は冷凍なら期限はどれくらい?
では、刺身を冷凍庫で保存する場合は、期限はどれくらいもつのでしょうか?
ポイント!
なので、冷凍はしない方が刺身を美味しく食べれます。
しかし、どうしても冷凍庫で保存するしかない事情もありますので、その場合は1週間を目安にしてください。
刺身を冷凍庫で保存する方法
刺身を冷凍庫で保存する場合は、柵切りの刺身のみにしてください。
次に刺身をサランラップで包み、フリーザーバッグに平らになるように入れたら、中の空気をできるだけ抜くようにします。
最後に、刺身が入ってたパックの中に入れ、そのまま冷凍庫で保存します。
ちなみに、冷凍庫で保存した刺身を解凍する場合は、フリーザーバッグのまま流水で解凍すると簡単です。
まとめ
今回は、生魚の賞味期限は冷蔵庫に入れたらいつまでもつのか、刺身を冷蔵庫や冷凍庫で保存できる期限はどれくらいなのか、などについてご紹介しました。
また、刺身を冷蔵庫や冷凍庫で保存する方法なども詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ちなみに私の実家では、生魚を冷蔵庫に保存する時は、小さいボウルの中に醤油とミリンを入れて、その中に生魚を漬け込んでからラップして保存しています。
この方法だと、冷蔵庫に1週間ぐらい保存した後でもおいしく食べれますよ。