歯ブラシで歯磨きする時は、「3・3・3」という方式が良いと言われています。
その「3・3・3」とは、「1日3回、食後3分以内、3分間以上」という方法で歯を磨くと虫歯予防に効果的です。
では、なぜ食後3分以内に磨くと良いのでしょうか?
その理由は、食後3分で歯と歯ぐきの間につまった歯垢が、虫歯の原因となる虫歯菌を作りだすからです。
そのため、食後には歯磨きをする習慣づけで、歯垢と虫歯菌を洗い流すことが大切です。
そこで今回は、食後の緑茶で虫歯予防、歯ブラシを水で濡らすのはダメな理由、歯ブラシの交換時期の目安などについてご紹介します。
食後の緑茶が虫歯を予防するって本当?
朝昼晩と食事が終わったら、その度に3分以内に歯を磨くのが虫歯予防にはおすすめです。しかし、外出中や外食した後だと食事の度に歯を磨くこともできそうにありません。
そんな場合は、ペットボトルの緑茶でも良いので食後に飲むと虫歯予防になります。
なぜなら、緑茶にはポリフェノールという成分が含まれていて、口の中の虫歯菌の増殖と活動を抑える効果があるためです。自動販売機で緑茶がなければ、あらかじめキシリトール入りのガムを用意しておくと良いでしょう。
キシリトールという成分にも、虫歯を予防してくれる効果がありますよ。
歯ブラシを水で濡らすのはダメな理由とは?
歯を磨く時に、歯ブラシを水で濡らしてから歯磨き粉をつける人が多いそうです。これって結構、クセみたいなもので、意識しないのに歯ブラシに水をつける感じではないでしょうか。
しかし、歯ブラシに水をつけて歯磨き粉をつけると、歯磨きしたときの効果が半減してしまうのでダメな事例になります。
なぜなら、歯ブラシに水をつけると、ブラシの毛がやわらかくなり過ぎてしまいます。
つまり、歯を磨く時は、歯ブラシを水で濡らさないで、歯磨き粉をつけて磨くことが大切です。
歯磨き粉どれくらい付けたらいいの?
歯を磨く時に、歯ブラシいっぱいに歯磨き粉をつける人も多いそうです。
その理由は、歯磨き粉のテレビCMの影響があると言われています。
そう言えば、テレビCMでは歯ブラシいっぱいに歯磨き粉をつけていますよね。
でも、歯磨き粉のCMは、実は購入者に歯磨き粉の消費量を上げるための戦略なんです。
実際に歯医者さんでも、歯磨き粉は歯ブラシに5ミリ程度つけて磨くことをすすめています。
ちなみに、歯磨き粉の主成分は、歯の汚れをとる研磨剤と界面活性剤です。
そのため、逆に歯磨き粉をつけ過ぎると、余分な研磨剤によって歯の表面を歯ブラシで削りすぎてしまいます。
歯ブラシの交換時期の目安は?
歯ブラシを長い期間使い続けていると、毛先が広がってきますよね。
でも、まだ捨てるには勿体ないと、いつまでも使い続けていると、逆に歯に悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため、歯ブラシの毛先が広がってきたなら、すぐに取り替えることをおすすめします。
歯ブラシの交換時期の目安は、大体1か月間ぐらいです。歯ブラシを勿体ないとケチったばかりに、大事な歯や歯ぐきに悪影響を与えたのでは、本末転倒ですよね。