乳がんの原因はホルモンやストレスだけじゃなかった!?意外な真実とは?

歌舞伎の市川海老蔵さんの妻の小林麻央さんや、プロレスの健介さんの妻の北斗晶さんが乳がんを患っていらっしゃいますよね。

乳がんとは、乳腺に発生する悪性腫瘍です。

乳がんは、今や女性の14人に1人がなると言われていて、30歳後半から増え始め、50歳前半ぐらいが一番多い病気なんです。

乳がんになる原因は、ホルモンやストレス、食べ物、喫煙など色々あると言われています。

そこで今回は、乳がんの原因について詳しくご紹介しましょう。

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女性が乳がんになる原因とは?

乳癌 原因 ホルモン

 女性が乳がんになる原因としては、下記のことが関係していると言われています。

 ホルモンバランスの乱れ

 食生活の欧米化による肥満

 出産と授乳経験の有無

 初潮年齢

 閉経年齢

 過剰なストレス

女性が乳がんになる原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

乳がんの原因1:ホルモンバランスの乱れ

乳がんの原因として大きく関係しているのが、エストロゲンという女性ホルモンの一種です

このエストロゲンの正式な名称は、卵胞ホルモンと呼ばれています。

 卵胞ホルモンそのものは悪い物質などではなく、女性の乳管や生殖器などの発達を促してくれる女性ホルモンなんです。

しかし、この卵胞ホルモンのバランスが乱れることで長期に渡って過剰に分泌されると、乳がんの発症リスクが大きくなることが判明しています。

特に乳がんの場合、乳腺の中の卵胞ホルモン(エストロゲン)の血中濃度が異常に高いことが発症リスクを上昇させる要因となっています。

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乳がんの原因2:食生活の欧米化による肥満

女性の乳がんが増加している原因の一つには、食生活の欧米化にあると言われています

戦後の日本の生活は急激に良くなり、それに伴って高脂肪で高タンパク質の動物性脂肪の多い食べ物を口にする回数も増えてきました。

また、街にはジャンクフードの店を増えたことで、そうした高カロリーでコルステロールの高い食品を食べて肥満になる人も多くなりました。

 こうした食生活の欧米化による肥満で卵胞ホルモン(エストロゲン)が多く分泌するようになったことで、乳がんになる女性が一気に増えたと言われています。

 さらに、アルコールを習慣的に摂取する女性は、そうでない女性と比べると乳がんになるリスクが高いそうです。

その理由は、アルコールが卵胞ホルモンの分泌に深く関係していて、卵胞ホルモン(エストロゲン)の血中濃度が高くなるためだと考えられています。

なのでアルコールを飲む場合でも、ビールは中ビン1本、日本酒や焼酎は1合、ワインはグラス2杯までと決めて、習慣的に飲むことは止めるようにしましょう。

 

乳がんの原因3:出産と授乳経験の有無

出産経験や授乳経験の有無が乳がんの原因になると言われています

 まず出産経験がある女性と出産経験がない女性とを比較した場合、出産経験のない女性の方が乳がんになる確率が高くなるというデータがあります。

出産経験がある女性は、プロゲステロンという黄体ホルモンが妊娠中に多量に分泌されますが、その黄体ホルモンが卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌を抑えてくれます。

 しかし、出産経験がない女性は、その黄体ホルモンの分泌が少ないため、卵胞ホルモン(エストロゲン)の血中濃度が長い期間高くなるためだと言われています。

 

 また、授乳経験のある女性と授乳経験のない女性とを比較した場合、授乳経験のない女性の方が乳がんになる確率が高いというデータがあります。

授乳期間も長ければ長いほど乳がんになるリスクも低下するそうです

つまり、授乳は赤ちゃんのためだけでなく、お母さんにとっても乳がんのリスクを下げてくれる役割りもあるということです。

ちなみに、初産の年齢は低いほど乳がんのリスクが低く、30歳以上と初産の年齢が高い女性の方が乳がんのリスクも高いそうですよ。

 

乳がんの原因4:初潮年齢

初潮年齢は乳がんの原因と関係があります

乳がんは、卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンの働きが深く関与していることはご説明しましたよね。

この卵胞ホルモン(エストロゲン)は、乳腺の組織を刺激したり細胞の増殖を促したりします。

しかしその一方で、細胞が増殖する際はどうしても遺伝子が傷ついてしまいます。

遺伝子が傷つくと幾つかは変異して、がん細胞ができてしまうのです。

女性特有の初潮や生理が起こる現象は、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの微妙なバランスで成り立っています。

 ある統計データによると、初潮を迎えた年齢が13歳以下の女性と14~15歳で初潮を迎えた女性を比較した場合、後者のほうがわずかに乳がんになった人が多かったとか。

また、16歳以上で初潮を迎えた女性と比較した場合は、約30%も乳がんになった人が多かったそうですよ。

 

乳がんの原因5:閉経年齢

閉経年齢も乳がんの原因と関係があります

 ある統計データでは、閉経年齢が49歳以下の女性と閉経年齢が50歳以上の女性とを比較した場合、閉経年齢が遅い女性の方が乳がんになる確率が約2%も高いそうです。

この閉経年齢は食生活の欧米化とも関係があって、食生活の欧米化によって栄養状態が良くなると、初潮を迎えるのも早くなるため閉経が遅くなるのです。

閉経が遅いということは、月経期間が長くなるということです

そのため、卵胞ホルモン(エストロゲン)の血中濃度が高い期間が長くなることで、乳がんの発症リスクが高くなると考えられています。

 

乳がんの原因6:過剰なストレス

乳がんは過剰なストレスも原因の一つだと言われています

 つまり、過剰なストレスを受けると卵胞ホルモン(エストロゲン)も過剰に分泌するため、乳がんにかかるリスクが高くなるのです。

特に女性の場合は男性と比べると、ストレスがホルモンバランスの乱れに大きく関与しています。

 また、ストレスが蓄積されてくると、それを解消するため暴飲暴食や偏食、過食したりする女性が多いというデータもあります。

そうした暴飲暴食や偏食、過食によって高カロリーで高コルステロールの多い食事になることで卵胞ホルモン(エストロゲン)が過剰に分泌して、乳がんの発症リスクを高めてしまうことが原因だと言われています。

なお、ストレスが高いと喫煙率も大きくなるそうですが、喫煙も乳がんの原因の一つだとされています

ちなみに、乳がんの発生リスクが高い職業のランキングが紹介されていて、第1位が教師で、第2位がOL、第3位が経営者だそうです。

確かにこれらの職業は、過剰なストレスがたまりやすい仕事ですよね。

 

まとめ

女性が乳がんになる原因は、ホルモンバランスの乱れや食生活の欧米化による肥満、出産と授乳経験の有無、初潮年齢や閉経年齢、過剰なストレスなどが大きく関係しています。

授乳経験一つとっても、授乳経験がない人とある人と比べたら、授乳経験がないと乳がんになる確率も約3倍も高くなるそうですよ。

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