乳がんの初期症状には痛みがないと言われていますよね。
でも、それは間違いです。
乳がんの初期症状で痛みがあったという方も結構多くいらっしゃいます。
しかし、乳房に痛みがあったからと言って、必ず乳がんとは限りません。
乳腺症や乳腺炎などでもチクチクとした痛みが出るからです。
そこで今回は、乳がんの初期症状と自己チェックする方法などについてご紹介しましょう。
乳がんの初期症状とは?
女性が乳がんになった場合、下記の初期症状が現れます。
乳がんの3つの初期症状について詳しく見ていきましょう。
乳がんの初期症状1:乳房のしこり
乳がんで一番代表的な初期症状が「乳房のしこり」です。手で乳房を触った感触としては、硬い消しゴムのような感じもあれば、石のようにゴツゴツした感じのようなものまであります。
親戚の伯母さんが乳がんになった時は、こんにゃくの下にゴルフボールを置いたような感触だったと言ってました。
なので、しこりと言ってもその感触は様々だということです。
ちなみに、その親戚の伯母さんが病院で診てもらった時にお医者さんから聞いた話しだと、しこりの境界が分かりやすい形をしていて、硬い消しゴムのようなら良性。
しこりの境界が分かりにくい形をしていて、石や岩のように硬いようなら悪性のことが多いそうです。
もっとも、しこりの感触や硬さだけで良性か悪性かを一般人が判断するのは難しいので、しこりが見つかったら、すぐに病院で検査してもらいましょう。
その場合の病院は、乳がんの検査をしているのは、外科か乳腺外科になります。
乳がんの初期症状2:乳頭からの分泌物
乳がんになると、乳頭からの分泌物が出てくる場合があります。これはガン組織の一部から出血し、乳管を通って乳頭からその出血したものが混じった分泌物が出るためです。
ただし、乳頭からの血液が混じった分泌物は、乳がんになったら必ず出るとは限りません。
また、しこりがなくても乳頭から分泌物が出る場合もあります。
そのため、血液が少し混じった分泌物が乳頭から出るようなら、早めに病院で診察を受けるようにしましょう。
乳がんの初期症状3:乳腺のひきつれ
乳がんを見つけるには、乳腺のひきつれも重要なポイントです。乳がんがある程度進行すると、ガン組織が乳房の皮膚がひきつれるようになって、その部分が凹んできます。
また、しこりの部分をつまんだ時に、しこりの真上の皮膚がえくぼの形に凹んだりします。
もっとも、この乳腺のひきつれ現象は、比較的簡単に自分でチェックできます。
乳腺のひきつれをチェックする方法
この時、乳房の皮膚や中の乳腺がひきつる感じがしないかをチェックしましょう。
早めに病院で診察を受けるようにしてください。
乳がんの自己チェック方法
毎年1回乳がん検診を受けることも大切ですが、普段から自分で乳がんの兆候がないかをチェックするようにしましょう。乳がんを自己チェックする方法は簡単ですから、このチェックシートでしこりや硬さ、強さなどを確認してください。
乳がんを早期に発見するには、こうした自己チェックをこまめに行う必要があります。
なお、乳がんは閉経前と閉経後では、後者のほうがかかりやすいと言われています。
そのため、閉経前の女性の場合は生理が終わった後、閉経後の女性の場合は最低でも月に2回は日を決めて自己チェックするようにしてください。
まとめ
今回は、乳がんを見分ける3つの初期症状と共に、乳がんを自己チェックする方法などについて詳しくご紹介しました。
自己チェックする場合は、お風呂で体を洗う時に手に石鹸をつけて、乳房やその周辺、脇の下などにしこりがないかを毎日確認する癖を付けておくと良いですね。
また、乳がんのチェックをパートナーにやってもらっても良いかも知れません。
自己チェックと共に、乳がん検診は毎年忘れないように必ず受けることが、乳がんの早期発見につながりますよ。
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