辛い唐辛子が入った料理を食べると体が温まりますよね。
これは唐辛子に含まれるカプサイシンという成分の効果なんです。
よくダイエットサプリメントにもカプサイシンが入ったものが多くあります。
つまり、唐辛子は体を温め、脂肪を燃焼させてくれる効果があるとほとんどの方が思っていると思います。
しかし、実は意外な事実があったんです。
そこで今回は、唐辛子は体を冷やすって本当なのか、唐辛子よりも体脂肪を減らす食べ物などについてご紹介します。
唐辛子は体を冷やすってホント?
体は温める調味料といえば、まず誰もが唐辛子を最初に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし、唐辛子が体を温める効果は一時的にしか過ぎません。
唐辛子が入った料理を食べて汗をかいたあとは、次第に汗で体温が奪われていくため、結果的に体は涼しくなるのです。確かに唐辛子を食べると大量に汗をかきます。
そのため脂肪が燃焼燃しているように感じますが、元々は体を涼しくするために食べるスパイスなんです。
唐辛子は、特にタイやインドなどの暑い国で多く食べられていますが、それは体を冷やすのが目的でもあります。
唐辛子に含まれているカプサイシンは体を一時的に急激に温めますが、その際に皮膚から大量の汗が出ます。
この大量の汗が気化するときに一緒に体の熱を奪うため、体を冷やして涼しく感じるというわけです。そのため暑い南国に住んでいる人たちが、体が涼しくなるように食べる分には何の問題もはありません。
しかし、体が冷え性で悩んでいる人が、むやみに唐辛子を食べて体を温めようとするのは逆効果になります。
ただし、唐辛子が入ったすべての食べ物が体を冷やすというわけではありません。
例えば、キムチなどは唐辛子が入った代表的な食べ物ですよね、
そのキムチには体を温めてくれるニンニクやショウガなどの薬味も一緒に入っていますから、唐辛子の体を冷やす効果を打ち消してくれます。また、キムチは発酵食品なので、余分な脂肪も燃やしてくれます。
ちなみに、一味唐辛子だけだと体を冷やしますが、七味唐辛子にすると体を温める食材が入っているので冷え性の人にはおすすめです。
唐辛子よりも体脂肪を減らす食べ物とは?
唐辛子にはカプサイシンという成分が入っていて、それが脂肪を燃焼させる効果があると言われていますよね。
確かに、唐辛子に含まれるカプサイシンには脂肪燃焼効果があるのは事実です。
しかし、唐辛子よりも体脂肪を減らしてくれる食べ物があるんです。
それが、豆板醤やコチュジャン、タバスコ、黒酢、もろみ酢などの発酵調味料です。
発酵調味料の豆板醤やコチュジャン、タバスコなどを料理に合わせれば、余分な脂肪も燃えやすくなります。
また、黒酢やもろみ酢などを使った料理は、糖の吸収をゆるやかにし、酸化した油も中和してくれる働きがあります。
さらに、カレー粉やコショウ、シナモンなどのスパイスは、唐辛子よりも体を温めて脂肪を燃やしてくれるのでダイエットにおすすめですよ。
まとめ
唐辛子が体を温める効果は一時的で、逆に体を涼しくする効果がありますから、体を冷やすメニューに入れると良いですね。
ただし、唐辛子は胃の調子が悪かったりすると消化不良になって、せっかくの栄養が吸収されにくくなってしまいます。
そんな時は、発酵調味料を使うようにしましょう。
発酵調味料は脂肪を効率的に燃やしてくれるので、唐辛子よりもおすすめですよ。