年齢を重ねるに連れて、不整脈になる高齢者の方が増えてきますよね。
高齢者の不整脈で怖いのが、脳梗塞や心不全を引き起こしてしまうリスクが高くなることなんです。
そのリスクが高くなると、最悪の場合は死に至ることも・・・
そこで今回は、高齢者が不整脈を起こす原因や症状、治療方法などについて紹介していきましょう。
高齢者が不整脈を起こす原因とは?
年をとると心臓に病気がない健康な方でも不整脈が見つかる場合があります。
加齢現象のひとつで、年をとるということで不整脈が増えてくるのも確かですね。
高齢者が不整脈を起こす原因は、心臓に病気がある可能性が高いです。
心臓の病気というと、心筋梗塞や狭心症、心不全など。
これらが原因となって、不整脈を引き起こしていることがあります。
自分では中々わからないですから、少しでも異常を感じたり、自覚症状があった場合は、一度病院へ行くことをおすすめします。
高齢者の不整脈の症状とは?
では、高齢者の不整脈の症状にはどのようなものがあるというと…。
簡単に言うと、脈拍が速くなったり、遅くなったりといった自覚症状が現れます。
速い時は1分間に100回以上、遅い時は50回以下になったり、脈拍のリズムが乱れます。
脈が速くなったり、乱れている場合の不整脈の症状は?
・ドキドキする
・胸が痛い
・息苦しい
・圧迫感を感じる
このような症状です。
反対に、脈が遅くなりすぎる場合の不整脈の症状は?
・めまい
・ふらふらする
・吐き気
・冷や汗が出る
などといった症状が現れます。
あと、脈が遅くなりすぎると血液循環が悪くなりますので、胸が締め付けられるような感じがするとか、失神することもあるそうですよ。
不整脈という病気
高齢者の不整脈の治療方法とは?
高齢者の不整脈は、治療が不要なものもあれば、命に関わるものもあるなど、いろんな種類のものがあります。
そこで、不整脈の治療方法を紹介しましょう。
脈のリズムが乱れる不整脈の場合は、期外収縮と心房細動があります。
こちらも命に関わることはあまりないようですが、心臓の中に血の塊ができ、脳梗塞を起こしやすくなります。
その場合は、血をさらさらにする薬を飲んで治療します。
私の父親も脳梗塞を予防するために、ワーファリンという薬を服用しています。
脈が速くなる不整脈には、発作性頻拍症と言って、突然心臓がドキドキし始め、また突然戻るという症状があります。
こちらも命に関わることは少ないようですが、不整脈の薬を内服することで予防ができると言われています。
反対に脈が遅くなる不整脈には、洞不全症候群、房室ブロックというものがあります。
血液循環が遅くなるため、脳に行く血流も停止してしまいます。
それが原因でふらついたり、めまいがしたり、失神を起こしたりしてしまいます。
不整脈の中でもこれが一番心配かもしれませんね。
この場合は、ペースメーカーを体に入れる手術が必要になります。
まとめ
年齢とともに増加する不整脈ですが、不整脈にも色々な原因や症状があります。
治療の必要がないものもありますし、中には命に関わる危険性の高いものもあります。
年をとっても自分は健康だから大丈夫と過信されていませんか?
まずは定期的に健康診断をきちんと受けることをおすすめします。
そして、何か少しでも異常を感じた時は、病院でお医者さんに診察してもらうことが大切ですよ。