会社を退職するとき、退職届を会社や上司に提出する瞬間が一番緊張するものだと思います。
受け取ってもらえるか、嫌味を言われないか、不安になる人も多いのではないでしょうか。
退職届を出すときに、正しい出し方はご存知でしょうか。
封筒はどのようなものを使えばいいのでしょうか。
正しく受理をしてもらうために、正しい出し方で提出したいですよね。
そこで今回は、会社への退職届の出し方について、内容証明で送るのはありなのかについて紹介していきます。
退職届の出し方~封筒編~
退職届の出し方について、どのような封筒を選べばよいのか、迷う人も多いのでないでしょうか。
「どうせ辞めるのだから、何を言われたって関係ない。嫌味を言われても構わない。」と思える人のほうが、少ないだろうと思います。
多くの人が、「どうせ辞めるのであっても、できたら円満に退職したい。」と考えるでしょう。
そこで、正しい退職届の出し方について、封筒の選び方を紹介します。
結論から言いますと、封筒は無地のものを選ぶのが無難です。
正式な決まりはないですが、柄がついていたりすると「ふざけている。」と相手に嫌な印象を与えてしまう場合があります。用紙も無地を選び、封筒も同様に無地を選ぶのがいいと言われています。
そして、もちろん言うまでもないことかもしれませんが、用紙にあった封筒を選ぶようにしましょう。
一般的に用紙は、B5サイズかA4サイズを選ぶので、封筒はこのどちらかを用いることになると思います。
封筒も用紙も無地のものを選びますが、コンビニや100円ショップで簡単に手に入るので安心をしてください。
正しい退職届の出し方や封筒の選び方については、決して難しいことはありません。
無地のものを選び、あとは用紙の大きさに合わせたものを選ぶだけです。
用紙がB5サイズなら、長形4号、用紙がA4サイズなら長形3号を選んでください。
会社への退職届の正しい出し方とは?
会社への退職届の正しい出し方はご存知でしょうか。
「どうせ辞めるのであれば何でもいい。」はよくありませんし、社会人としてマナー違反であると言わざるをえないでしょう。
会社への退職届の正しい出し方について紹介します。
まず、退職届を出すタイミングも大切です。
退職届は法律上、退職をする2週間前までに提出をすれば、有効なものと判断されます。
しかし、いくら法律上2週間前で有効と言えども、実際に2週間前ぎりぎりに提出する人はあまりいないと思います。急遽、新たに人を雇うため、採用試験を行わなければならない場合もあるでしょう。
次に、会社への退職届の正しい出し方です。
「面と向かって上司に渡すのは怖い。郵送で済ましてしまおう。」と考えてしまう人も少なくないでしょうが、基本的には面と向かって提出するのがマナーです。退職届はとても大切な書類ですので、郵送ではなく、手渡しが基本になります。
文句を言われたり、嫌味を言われたりするかもしれませんが、勇気をもって直接、退職届を提出するように頑張りましょう。
退職願であれば、突き返される可能性もなきにしもあらずですが、退職届は不備がなければ受け取らなければならない書類です。なので、勇気をもって、自信をもって、正々堂々と提出しましょう。
以上が、会社への退職届の正しい出し方です。
退職届の内容証明の出し方とは?正しい送り方とは?
退職の意思表示を示す退職届は、基本的には手渡しがマナーだと言われています。
しかし、中には上司が取り合ってくれない、違法ではありますが、受け取ってもらえない、そんなときもあるかもしれません。
その場合は、内容証明で送るのもありなのか、内容証明で送るとすれば、出し方はどうしたらいいのか迷う方もいるかも知れません。
まず、退職届を内容証明で送るのは、結論から言えばやむをえない場合もあるでしょう。
極力避けたいところではありますが、上司が取り合ってくれない場合や、直接本社に送ってほしいと言われる場合などが考えられると思います。その場合は郵送で送りますが、内容証明で送りましょう。
内容証明って、初めて出す方もいるかもしれませんが、非常に簡単ですので安心してください。
郵便局に行って、「内容証明でお願いします。」と伝えるだけで終了です。
実は、普通郵便で送っても問題はありません。
しかし、特にブラック企業などであれば、「届いていない。」と言ってくる可能性も否定できません。
さらに、内容証明であれば、郵便局が「いつ、誰が、誰に、どのような内容の郵便を出したのか。」を証明してくれます。
ですので、退職届を郵送する場合は、内容証明で郵送するのが正しい出し方だと考えられます。
まとめ
退職届の出し方について、封筒は必ず無地のものにし、用紙にあったサイズの封筒を選ぶようにしましょう。
コンビニや100円ショップで購入できますので、安心してください。
そして、退職届の出し方ですが、基本的には面と向かって手渡しがマナーだと言われています。
勇気をもって、遅くとも退職する1か月前には提出するようにしてください。
万が一、上司が取り合ってくれない、本社に直接送ってほしいと言われる場合については、内容証明で送るのが無難です。