鉄のフライパンで調理すると、テフロン加工のフライパンとはひと味違ったおいしい仕上りになりますよね。
ただし、鉄のフライパンを調理に使えるようにするには、その前に油ならしという作業が必要です。
でも、初めて鉄のフライパンを使うというあなたにとっては、どうやって油ならしをしたらいいのか分からないかも知れません。
そこで今回は、鉄のフライパンの油ならし方法と焦げ付かないようにするにはどうするのか、鉄のフライパンの洗い方などについてご紹介します。
鉄のフライパンの油ならし方法
わたしも初めて鉄のフライパンを新しく使うときは、何だか妙に緊張してドキドキしたことを覚えています。
なぜなら、母親から鉄のフライパンは使い始めが肝心、そこで失敗すると調理しても、いつまでも焦げつくようになるって言われてたんですよ。なので、わたしが鉄のフライパンの油ならしに成功した時の方法についてご紹介しますね。
鉄のフライパンの油ならし方法
やり方は簡単で、鉄のフライパンをそのまま強火にかけて煙が充分に出たら、その中にコップ1杯程度の水を入れます。
この時、ジューッと大きな音がしますが大丈夫です。
その後、スポンジかタワシにクレンザーを付けて、ゴシゴシとワックスをこすり落としたら、これでワックス取りは完了です。
次に、食用油をしみ込ませた布で鉄のフライパンにまんべんなく塗り込みます。 その後で強火でフライパンに塗った食用油が焦げるまで熱し、煙が立ってきたら火を止めてフライパンの油を拭き取ります。 さらに、②と③の工程を3回ぐらい繰り返して、鉄のフライパンが黒光りするようになったら、油ならしは完了です。この油ならしという作業が、後々の鉄のフライパンによる料理の出来栄えを左右すると言ってもいいぐらい大事なことです。
鉄のフライパンは大切に使い込んだら、軽く20年はもちますから、ぜひあなたのフライパンもそうなるように頑張ってみてくださいね。
鉄のフライパンが焦げ付かないようにするには?
鉄のフライパンの油ならしが充分にできていなかったり、火力が充分でなかったりすると、料理中に材料が焦げ付いたりするようになります。
一度焦げつき癖がついてしまうと、毎回使う度に焦げつくようになるので鬱陶しいですよね。
そこで、そんな鉄のフライパンでも焦げ付かないようにする方法をご紹介します。
この時、木のヘラでこする部分は焦げつく部分だけの最小限の範囲にしてください。
なぜなら、あまり強く広範囲をゴシゴシやると鉄の地肌が出て油ならしした意味がなくなるだけでなく、同じ部分からサビが発生する原因になるからです。 粗塩が黒く変色してきたら塩を捨て、この作業を2回繰り返します。 最後に乾いた布で鉄のフライパンをよく拭き取り、油を薄く塗ったら完了です。この一連の作業をやれば、焦げ付いてた鉄のフライパンが焦げ付かないようになるはずです。
ちなみに、鉄のフライパンで調理する際は、まず強火にかけて煙が出るくらいに熱しながら油をなじませます。
その後、熱したその油は捨てて、再度新しい油入れてから調理すると焦げ付いたりしません。
なお、最初に熱した油を使ってそのまま調理すると、あっという間に焦げ付くので注意してください。
また、フライパンが充分に加熱していない状態で新しい油を入れると,後からいくら強火で加熱したとして、卵料理なんかすると直ぐにくっ付いて焦げつきます。
鉄のフライパンの洗い方
鉄のフライパンで調理した後にフライパンを洗う場合、洗剤を付けるのかとか洗い方に悩むことがあるかも知れません。
そこで、鉄のフライパンの洗い方をご紹介します。
鉄のフライパンは使ったら直ぐに洗うのが鉄則です。
もしも焦げ付いたりして取れない部分があれば、フライパンに洗剤を多めに入れて一度煮たせてから洗うと焦げつきもきれいに取れます。
洗った後のフライパンは、一度火にかけて完全に水分を飛ばして乾かします。 最後に、食用油をしみ込ませた布でフライパンに油を塗り込んでおくようにしましょう。
まとめ
鉄のフライパンは油ならしが大切で、焦げつく癖がついてしまったフライパンても、簡単に直す方法があります。
鉄のフライパンを加熱した後に油を入れて調理すると、熱すぎて使いにくい場合は、油を入れた後で一旦冷まし、再び強火で加熱して調理すると使いやすくなります。
なお、鉄のフライパンをあおりながら調理する場合、このあおりが重くて上手くできないときは、鉄のフライパン用の丸い形をしたあおり台がなどもホームセンターで売っています。
ちなみに、テフロン加工されたフライパンは、鉄のフライパンのように煙が出るまで加熱すると、体に有害な物質が発生するそうですよ。