先日、会社の上司が筋肉痛で腰が痛いとぼやいていました。
どうしたのですか?と聞くと、部屋の模様替えをしていて、重いタンスなどの家具を移動したそうです。
確かに、日頃からあまり運動もしてなさそうな上司です。
普段使わない筋肉を急に使い、筋肉痛になるなんてことは誰にでもありますよね。
そこで今回は、筋肉痛が回復する時間はどれくらいなのか、筋肉痛の回復を早める運動や食べ物などについてご紹介しますね。
筋肉痛が回復する時間ってどのくらい?
筋肉痛の原因は、身体を動かすことで乳酸が溜まり、筋肉を固くさせてしまうからなんです。
それで、炎症や痛みを引きこしてしまうのです。
日頃、会社の上司のように普段使わない筋肉を急に使ったりすると、翌日は足や腕、腰がパンパンなんてことがよくありますよね。
そんな筋肉痛が回復する時間ってどのくらいなのかご存じですか?
翌日は痛くて仕方ないのですが、数日経って気が付いたら痛みがなくなっていますよね。
例えば、腕部や腹部の筋肉は、24時間~36時間ぐらいで、2日もあれば回復します。
胸筋や背筋の場合は、72時間ぐらいで、3日間はかかることが多いです。
また、人によっては、早ければ1日で回復している時もあります。
このように、筋肉痛が回復する時間が筋肉の部位や人によって違う理由は、普段どれだけ筋肉を使っているかの違いなのです。
つまり、スポーツ選手と一般人を比べて考えると、体の筋肉を使う頻度や強度が全然違いますよね。
いずれにしても、筋肉痛が回復する時間には個人差がありますが、それほど痛みが長続きするものではありませんので安心してください。
ただし、ここで大事な注意点が一つだけあります。
それは、ぎっくり腰です。
今回の会社の上司の場合のように、重たいタンスなどを移動するために、急に持ち上げようとしたりすると、ぎっくり腰になる方が多いのです。
つまり、酷い筋肉痛は、それ以上やるとぎっくり腰になりますよっていう体の危険サインでもあるので注意してくださいね。
筋肉痛の回復を早める運動とは?
筋肉痛で体のあちこちが痛くても、そのまま安静にしておけば、長くても3日間ぐらいで回復します。
しかし、筋肉痛はそのままにしておくと余計に筋肉が固くなってしまうんですよ。
そんな時は、実は反対に少し体を動かしてあげる方がいいんです。
そこで、筋肉痛の回復を早める運動があります。
それが、有酸素運動とストレッチです。
有酸素運動としては、軽いウォーキングやジョギングなどがおすすめです。
自分の身体に無理や負担のない程度で、運動するようにしてみましょう。
ただし、急に激しい運動などをすると、反対に筋肉を傷つけてしまいますから注意してくださいね。
また、ストレッチもすごく有効なんですよ。
筋肉を伸ばしたり、ほぐしたりすることで血流が良くなります。
ストレッチする時も、急に筋肉を伸ばすと反対に縮こまりますので、徐々にゆっくりと伸ばすようにしましょう。
筋肉痛を回復させる食べ物とは?
実は、筋肉痛を回復させる食べ物なんかもあるんですよ。
筋肉痛にはクエン酸が効くと昔から言われており、乳酸を分解する効果があるそうです。
特に、黒酢に多く含まれているそうです。
ただし、黒酢をそのまま飲んだり、あまり多く摂り過ぎてしまうと、胃痛や胃炎を起こしてしまいます。
なので、水に薄めて食後に飲むようにしましょう。
黒酢も水に薄めて飲むのが苦手な方は、食事の中に取り入れてもいいですよ。
私も、実は黒酢をそのまま飲むのが苦手なんですよ。
でも、黒酢は筋肉痛に効くだけではなく、血行促進や肩こり、腰痛、冷え性などの改善にも効くので、良い効果がいっぱいなんです。代謝を良くする効果もありますから、ダイエットにもいいんですよ。
まとめ
急に運動したり、日頃あまり使わない筋肉を使うと、翌日は筋肉痛で身体がガチガチなんてことがあります。
でも、筋肉痛は続いても3日ぐらいです。
早ければ1日ぐらいで回復することもあります。
筋肉痛になった時、身体を休めるのではなく、軽くストレッチしたり、ウォーキングなどの軽めの有酸素運動をする方が回復には効果的ですよ。
また、黒酢やレモン、梅干といったクエン酸なども食事に取り入れてみてくださいね。