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喫煙すると肺がんになりやすいと言われていますよね。
また、喫煙は肺がんの他にも重大な病気を引き起こす原因となり、寿命そのものも縮めてしまいます。
しかも喫煙は本人だけの問題だけでなく、妻のお腹の中の胎児や子供の健康にも深く影響してくるんです。
そこで今回は、喫煙や受動喫煙で癌になる確率やリスクはどれくらいなのか、禁煙は肺がんだけではない重大な事実についてご紹介します。
喫煙で癌になる確率やリスクはどれくらい?
一般的に喫煙することでかかりやすい癌の代表といえば、肺がんですよね。
喫煙する人の肺は、タバコによる有害物質がたまって真っ黒な状態になっています。
男性の喫煙率は1960年の中頃から徐々に減少していて、男性の肺がんによる死亡率もその30年後から減少しています。
一方、女性の喫煙率は同じ頃からあまり変わってなくて、そのため女性の肺がんによる死亡率も変わらないのが現状です。

つまり、タバコを吸っていなければ約14万人が癌にならずに済んだという計算になります。
禁煙は肺がんだけではなかった!?
タバコを吸うとかかりやすい癌は肺がんだけではなく、その他にもこんなにあります。
● 消火器(食道、胃、大腸、肝臓、脾臓)のがん
● 乳腺のがん
● 腎臓・膀胱(腎細胞、尿管、膀胱)のがん
● 子宮・卵巣(子宮頚部、粘液性卵巣)のがん
● 血液(骨髄性白血病)のがん
がんは、タバコの煙を直接吸い込む肺だけが侵されるわけではありません。


ちなみに、広島や長崎の被爆者を追跡したある研究データで、興味深い事実があります。
それは、タバコをまったく吸わない人と、20歳以前に吸い始めてその後継続的に吸う人を比べてみると、死亡の危険度が男性で2.2倍、女性では2.6倍も高いという結果が出ています。
それは寿命で換算すると、タバコを吸う人は吸わない人に比べて、男性で8年、女性で10年も寿命が短いことが分かりました。
タバコを吸うか吸わないかで、こんなに寿命に大きな差があるなんてビックリですよね。
受動喫煙で癌になるリスクはどれくらい?
受動喫煙とは、自分はタバコを吸わないのに、周りのタバコを吸う人の煙を知らず知らずの内に吸ってしまうことです。

また、職場や公共の場でも受動喫煙の場面は数多く存在します。
しかし、受動喫煙はタバコを吸わない人の健康に大きな影響が出てしまうことをご存じですか?

さらに、副鼻腔や閉経前の乳がんの危険性も高いそうです。




受動喫煙で癌になるリスクがこれほど高いと、これは軽視できない割合ですよね。
その他にも受動喫煙の影響としては、成人なら心臓病や慢性の呼吸器症候群。
子供への影響としては、気管支炎や肺炎、喘息、中耳炎、低出生体重児、乳幼児突然死症候群が挙げられます。
自分が吸うタバコの煙が妻や子供の健康を大きく害しているとしても、あなたはまだタバコを吸い続けますか?
まとめ
WHO(世界保健機構)の報告によると、公共の場所などで喫煙を禁止する法律を施工している国は2008年は15カ国でした。
しかし、2010年には31カ国と次第に増えてきています。
禁煙法を施行した国では、施行前に比べて急性心筋梗塞になる危険度が低くなることが報告されています。
日本では、2002年に健康増進法の中で受動喫煙の防止が取り組み義務として明記されました。
それをきっかけに、多くの公共の場での禁煙や分煙が進んできたことは事実です。
しかし、受動喫煙の防止には罰則規定が備わっていないため、まだまだ十分であるとは言えないのが現状ですね。
ちなみに、禁煙した年数が長いほど肺がんになる危険性は低くなります。
あなたも今日を禁煙の第一歩にしてみませんか。
受動喫煙でどの国でなんパーセント高くなるのかを教えてください。なる確率が高いと言われています……と いったような曖昧な表現ではなく。素人ですが、ガンについて6年ほど本を読んでいますが、どの本にもはっきりしたことが書かれていないので。ただし、アメリカとドイツについては知っています。